【流氷】紋別・網走・知床(ウトロ) どこが1番?

旅のすすめ

2025年の流氷シーズン
昨年より流氷の接近が大幅に遅れており
紋別では2月1日に流氷初日を観測、14日に接岸初日
網走でも2月15日にようやく流氷初日となり
2月17日には接岸初日になりました。

そして流氷観光の拠点となっているのが紋別市・網走市・知床(斜里町ウトロ)
観光客の多くはこの3都市に集まります。
今回は紋別・網走・知床それぞれの長所と短所を解説します。

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紋別の特徴

人口約19000人
オホーツク管内では北見、網走に次いで3番目の規模です。
鉄道は既に廃止され、陸路では札幌と旭川から都市間バスが運行されてます。
また、市内にはオホーツク紋別空港があり東京羽田と直行便で結ばれてます。

紋別といえばガリンコ号!

紋別の流氷観光の主役と言えば、やはりガリンコ号!
先端のドリルで氷を砕きながら航行します。
以前は“ガリンコ号Ⅱ”のみの1隻体制での運航だった為
シーズン中は予約が非常に取りにくかったのですが
2021年にガリンコ号Ⅲ IMERU(イメル)」が就航して2隻体制となったので
以前よりも予約が取り易くなりました
ただし、水曜日はガリンコ号Ⅱは運休日なので注意してください。

新造船のガリンコ号Ⅲ IMERU
従来のガリンコ号Ⅱより定員が増加し航行速度もアップしたので
より遠くの流氷帯まで行く事が可能になりました。

ガリンコ号Ⅱ
先端のドリルで流氷を砕きながら航行!
料金はⅡ、Ⅲ共に電話予約で4000円、WEB予約で3600円
網走の砕氷船「おーろら」よりも安いです。

アクセスがやや不便

冒頭でも述べましたが紋別には鉄道はありません
陸路での公共交通アクセスは都市間バスのみです。
札幌からは流氷もんべつ号
旭川からは特急オホーツク号
(※JRにも同名の特急列車があります)
が1日2~3往復程度運行されてます。
以前はもう少し本数が多かったのですが
昨今のバス運転手不足の問題などで減便されました。

また、旭川・札幌方面から鉄道でアクセスする場合は
遠軽駅で路線バスに乗り換えとなります。

遠軽駅
全列車が停車する石北本線の主要駅。
ここで路線バスに乗り換えます。

バスは駅前ではなく
駅前通りをまっすぐ5分ほど歩いた所にあるバスターミナルから発着しています。

遠軽バスターミナル
列車とバスは必ずしも接続を考慮したダイヤにはなっておらず
遅延した場合は待たずに出発します。

飛行機は1日1便!

東京羽田からオホーツク紋別へはANA便が1日1便のみ運航されてます。
空港からガリンコ号乗り場や市内中心部へは
無料のシャトルバスが運行されているので
東京からのアクセスは意外と便利です。

流氷を見れる確率が網走より低い

オホーツクタワーと流氷
紋別は位置的に網走や知床より先に流氷初日を観測する事が多いですが
去るのも早く、網走・知床ではまだ流氷が残っているのに
紋別では全く残っていないというケースも珍しくありません。
もちろん逆のパターンもあります。
砕氷船に乗って流氷帯に入れる確率も網走の方が高いです。

網走の特徴

人口約32000人
北見に次いで2番目に大きな町でオホーツク総合振興局の所在地です。
都市規模では北見に大きく差をつけられていますが
全国的な知名度や観光地としてのブランド力では北見を上回っているので
オホーツク地方のもう1つの中心といってもいいかと思います。

アクセスが良くて都会

網走へのアクセスは鉄道、都市間バス、航空機があります。
鉄道は札幌・旭川からJRの特急「オホーツク」と「大雪」が合わせて4往復
釧路からは釧網線の普通列車が4往復運行されてます。
都市間バスは札幌からのドリーミントオホーツク号が6往復運行されてます。
(旭川からのバスはありません)

飛行機は東京羽田と札幌(新千歳・丘珠)から女満別空港へ
それぞれ1日数往復運航されており
紋別より利便性は高いです。

網走市の中心部
市内中心部にはホテルや飲食店が建ち並び
3万人都市とは思えないくらい都会です。
コンビニやスーパーもあるので滞在中に買い物に困る事はありません。
網走を拠点に近隣エリアを日帰りで観光するのがオススメです。

砕氷船「おーろら」の予約が取りにくい

道の駅網走から流氷砕氷観光船「おーろら」が運航されてます。
こちらも基本予約制で料金は1月と3月は4500円
2月は5000円となってます。

おーろらは船体の重みで氷を割って航行するタイプで
紋別のガリンコ号とはまた違った感覚で楽しめます。
以前は「おーろら」と「おーろら2」の2隻体制で運航されてましたが
コロナ渦の乗船客数激減によって2022年の運航を最後に
引退してしまいました。

おーろら2(手前)とおーろら(奥)
しかし、皮肉なことに翌年以降客足がV字回復し
2月はほとんどの便が満席、一部の時間帯の便に僅かに空席が残っているという状況で
乗りたくても乗れない状態となってます。
ただ、不定期に臨時便の運航が設定される事があるので
おーろらのHPを頻繁にチェックしていればチャンスはあるかもしれません。

「おーろら2」の後継として新造された小型船「おーろら3」が登場しました。
航行速度が大幅にアップし
「おーろら」では届かない距離にある流氷帯にも行けるようになりました。
が、しかし・・・砕氷能力が無いので流氷の中を航行する事が出来ません・・・
その為、基本的に2月の運航は無く
流氷が離れつつある3月から運航されます。
もし「おーろら」の予約が取れなくても
網走近郊には接岸した流氷を間近で見ることが出来る海岸がいくつかあります。
列車やバスでアクセスしやすい場所はこちらの記事をご覧下さい。
※流氷状況によっては運航する場合もあります

網走⇔紋別の移動

網走市と紋別市は約100㎞離れており
直通する交通機関はありません
ただし、流氷シーズンに限り完全予約制のバス
ひがし北海道エクスプレスバスが運行されてます。

湧別道の駅で休憩停車中のエクスプレスバス
予約人数によって車両の大きさが変わります。
このバスを利用すると両都市間は約2時間で移動する事が出来ます。
その他の移動手段としては
紋別~遠軽は路線バス、遠軽~網走はJR石北本線を利用方法もあります
便によって遠軽での待ち時間に差があり
おおよその所要時間は4時間~5時間程度です。

知床ウトロの特徴

知床半島中央部に位置するウトロ地区は知床観光の拠点となっており
数多くのホテルや旅館が建ち並んでいます。
また、大型店はありませんがコンビニは数件あります。

流氷を見れる確率が最も高い!

見渡す限りの流氷原(ウトロの海岸にて)

北から流れて来る流氷帯を知床半島が受け止める形になるので
紋別や網走よりウトロの方が接岸している確率が高いです
流氷シーズン最盛期であっても一時的に離岸する事はよくありますが
割とすぐに戻って来る事が多く
全く見れないというケースは少ないですが
“数年に一度のはずれ年”に当たってしまうとその限りではありません・・・。
最近では2016年がそうでした。
2025年は大ハズレの予感が・・・

アクセスが不便

紋別や網走より流氷を見れる確率が高い反面
アクセスは不便です。
ウトロ地区は斜里町中心部から約40㎞離れており
路線バスで50分ほどかかります。
運行本数も1日4便しかなく網走~斜里間はJRの釧網本線利用となるので
待ち時間を含めると網走~ウトロ間の所要時間は2~3時間程度かかります。
また、1月中旬から3月上旬限定で女満別空港~網走~ウトロを乗り換え無しで結ぶ
知床エアポートライナーが1日2便運行されてます。
このバスを利用すると女満別空港~ウトロ間が約2時間15分
網走~ウトロ間が1時間45分程度で行く事が可能です。
ただし、全車自由席で2月は特に混雑しやすいので
始発停留所に早い目に行く事をお勧めします。
この他、札幌から斜里・ウトロへ往路は夜行便
復路は昼行便の都市間バス「イーグルライナー」が運行されてます。

今回は紋別・網走・知床それぞれの特徴を解説しました。
流氷観光は事前に日程を決めてから行く場合は運任せなので
見れない事も普通にあります。
1度失敗してもリベンジし続ければ
流氷がオホーツク沿岸に来る限りは必ず見れる日はやってくるので
諦めずにチャレンジしてください。

  • 2月中旬~下旬が一番見れる確率が高い
  • 紋別・網走がダメならウトロ!

この2点を覚えておいて下さい。
(終)