【流氷物語】海岸から流氷を見れるスポット3選+α

旅の快適移動法

北海道の冬の風物詩「流氷」

  • JR釧網本線の車窓から眺める
  • 紋別や網走の砕氷船に乗って海上から眺める
  • 知床の流氷ウォークに参加する

など様々な楽しみ方が存在しますが
やはり一番オーソドックスなのは・・・
海岸から見る
だと思います。
今回は列車や路線バスでアクセスしやすい流氷鑑賞スポットを紹介したいと思います。

流氷の見頃は2月~3月中旬

毎年1月中旬~下旬頃に肉眼で初めて流氷を確認できた日
「流氷初日」が発表されます。
そして2月に入ると陸地に接岸し流氷観光の最盛期を迎えます。
3月になると徐々に離れ始め、肉眼で最後に確認できた日を
「流氷終日」として後日発表されます。

よく観光ポスターなどで海面がギッシリ流氷で覆われた写真が使われていますが
風向きや潮の流れによって近づいたり離れたりしている為
2月の最盛期であっても、ほとんど見れない事もあります。
年によって当たり外れが激しく
2024年の網走はどちらかと言えば”当たり年”でした。

流氷まつりが開催されている2月中旬の網走(2019年撮影)
沿岸部に流氷は無く、水平線に見える白い線が流氷帯です。

2024年2月の網走
流氷は港付近にまで押し寄せてます。

オススメの流氷鑑賞スポット3選+α

モヨロ貝塚近くの海岸

「モヨロ入口バス停」で下車して網走川沿いに海岸の方へ進みます。

海の方へ向かって進みます

10分ほど歩くと海岸への階段が現れます
雪で固められて滑りやすいので慎重に上ってください。
階段を上るとそこには・・・

流氷のオホーツク海!
さらに階段を下りると間近で眺められます!。
足場が雪で固まってるので手摺をしっかり掴みながら慎重に下りてください。

流氷の迫力ある姿を見れます!
接岸している時は、陸地と海との境い目が分かりにくいので
十分に注意してください。

流氷が無い時はこんな感じになります。

この場所の最大のメリットは
網走中心部から近く、女満別空港への連絡バスが停車する事です。
その反面、海岸の周囲にトイレはありません
途中のモヨロ貝塚にトイレはありますが
冬期間は閉鎖されてます
最寄りのトイレは道の駅か網走バスターミナルとなります。

北浜駅裏手の海岸

釧網本線北浜駅および網走バス小清水線北浜駅前バス停で下車
駅前の国道を東へ5分程歩くとセイコーマートがあります。

店舗脇の”インスタ映え”しそうな踏切を渡ると海岸に出れます

駅から近くアクセスしやすいので
シーズン中は最も賑わってる海岸かと思います。

流氷がぶつかり合って”巨大化”する事も(左の塊り)・・・
この海岸付近にもトイレはありません
北浜駅のトイレは1つしかないので列車到着時は混みます。
あらかじめ他の駅や列車内で済ませておいてください。

浜小清水のフレトイ展望台と海岸

釧網本線浜小清水駅および網走バス小清水線浜小清水駅前バス停で下車

フレトイ展望台へ続く踏切を渡ります

坂道を上ると展望台へ辿り着けます。
雪で滑りやすいので十分注意してください。

上からはオホーツク海と遠く知床半島を望めます。

また、展望台入口付近のキャンプ場の先から海岸へ下りれます。
足元に注意してください。

ここも間近で流氷を鑑賞出来ます。
展望台や海岸にトイレは無いので駅で済ませてください
この辺りは網走や北浜よりも流氷を見れる確率が高いのでオススメです!。

絶景スポットの以久科原生花園 アクセスに難あり・・・

知床斜里駅下車
流氷シーズン中は、女満別空港から網走市内を経由して知床ウトロまで行く
臨時バスのエアポートライナーも知床斜里駅で乗降り出来ます。
駅から以久科原生花園まで4㎞程あるのでタクシーを使います。
片道1000円を少し超えるくらいで行けます。

天気が良ければ歩いても1時間程で行けますが
“トイレの問題”で、駅で済ませた直後にタクシーで一気に行くのをお勧めします。
帰りは余裕があれば歩いて戻ると節約になります(笑)。
トイレは斜里町立知床博物館近くの「ゆめホール知床」隣に
通年利用可能な公衆トイレがあります。

駐車場から海岸へ続く坂道を上ると・・・

絶景が現れます!
そのまま下って海岸線へ・・・

以久科原生花園の海岸は、小さな川の河口になっている為
完全に流氷で覆われる事は無く
水面に浮かぶ様子を間近で眺める事が出来ます。

波が無いので”逆さ流氷”も見れます。

また、東方向に視線を動かすと
流氷原のバックに知床連山がそびえ立つという・・・
もはや言葉では言い表せない絶景を拝めます!。

以久科原生花園から斜里市街へ続く道は
歩道も整備されており徒歩でも問題ありません。
ただし、積雪があまりにも多い時は歩道が使えなくなる事もあるので注意してください。

歩道(右端)に雪が積み上げられて通行が困難な時は
車に注意しながら車道の端を歩いてください。
通行量は少ないです。

流氷物語号と組み合わせたモデルコース

流氷シーズン限定で運行されている臨時列車「流氷物語号」と
定期列車を組み合わせたモデルコースを紹介します。
【モデルコース①】
網走9:50発の流氷物語号に乗車
北浜に10:04に到着
徒歩で北浜海岸を往復
10:40発「しれとこ摩周号」に乗車

浜小清水に10:51に到着
徒歩でフレトイ展望台や海岸を往復
12:09発の網走行き「流氷物語号」に乗車

網走に12:32に到着

【モデルコース②】
①の応用で
北浜10:40発「しれとこ摩周号」に乗車

知床斜里に11:08に到着
タクシーで以久科原生花園へ
帰りはタクシー又は徒歩で斜里へ
知床斜里14:03発「流氷物語号」に乗車

網走に15:03に到着

【トリプルコース】
②の応用で
知床斜里14:03発「流氷物語号」に乗車

浜小清水に14:20に到着
徒歩でフレトイ展望台や海岸を往復
16:52発の網走行き普通列車に乗車

網走に17:18に到着

今回は流氷スポットとモデルコースの紹介でした。
(終)