【自由席より安い!】トク特チケットレスで気軽に特急指定席に乗車しよう!

お得な切符の使い方

トク特チケットレスとは?

JR西日本の“e5489”からの予約に限り利用可能な近距離格安特急券です。
購入には会員登録と決済用のクレジットカードが必要で
乗車日の前日から発車時刻の2分前までの発売となります。
通常の指定席特急券は1ヶ月前からの発売なので
前日の時点で満席の場合は購入出来ません。

設定エリアは4ヶ所

南紀・北近畿・山陰・岡山の4エリアに設定されてます。

  • 南紀エリアは、きのくに線の紀伊田辺~新宮
  • 北近畿エリアは、福知山線の篠山口~福知山と山陰線の綾部~浜坂
  • 山陰エリアは、山陰線の鳥取~西出雲
  • 岡山エリアは、山陽・伯備線の岡山~新見

これらのエリア内の停車駅相互間(北近畿と山陰エリアを除く)
で空席がある場合に限り発売します。

どれくらい安いのか?

JR西日本の特急列車は全車指定化が進んでおり
トク特チケットレス設定区間で自由席が残っているのは
山陰地区のみです。

特急スーパーおき(左)と特急やくも(右)

下の表は山陰エリアでの主な区間で
自由席、指定席(チケットレス)、トク特チケットレスの値段を比較したものです。

区間自由席指定席トク特指定席とのお得額
()内は自由席
鳥取⇔倉吉760円1090円500円590円(260円)
倉吉⇔米子1200円1530円700円830円(500円)
米子⇔安来760円1090円300円790円(460円)
米子⇔松江760円1090円500円590円(260円)
米子⇔出雲市1200円1530円700円830円(500円)

※自由席の設定があるのは「スーパーおき」と「スーパーまつかぜ」のみ

全ての区間で自由席よりも安いです!

さらに南紀エリアの紀伊田辺⇔新宮は
通常のチケットレス指定席が2190円するのに対して
トク特チケットレスだと何とたったの700円!!
所定の3分の1の値段で利用出来てしまいます!。

山陰・北近畿エリアは設定の無い区間もあるので注意

めちゃくちゃ安くてお得な”トク特チケットレス”ですが
設定の無い区間も存在します。

  • 北近畿エリアの綾部⇔福知山
  • 同エリアの福知山⇔城崎温泉など
  • 山陰エリアの鳥取⇔米子など

裏技で利用可能

まず綾部⇔福知山ですが
移動需要が多い割には設定されておらず
指定席券をチケットレスで購入しても1090円します。
しかし、綾部から福知山より遠方の和田山との間には500円で設定されてます。
よって綾部⇔和田山で購入して
和田山まで乗らずに福知山で下車すれば利用可能です!。
鉄道用語で”内方乗車”と呼ばれており
綾部→和田山のトク特チケットレスで福知山で下車した場合
福知山→和田山の区間が無効となるだけで
福知山で下車する事自体はルール的には全く問題ありません。
この方法を使えば所定の半額以下となるので使わない手はありません。

続いて福知山⇔城崎温泉ですが
所定のチケットレス特急券では1530円です。
しかし、福知山⇔八鹿と八鹿⇔城崎温泉が
それぞれ500円で設定されているので
同じ列車の同じ座席で別々に購入すれば1000円となり
所定料金より530円お得になります。

鳥取⇔米子ですが
こちらも県内の2大都市を結ぶので需要は多いです。
この区間のチケットレス特急券は1530円ですが
トク特チケットレスで鳥取⇔倉吉500円と
倉吉⇔米子700円を分割購入すれば1200円となり
330円お得です
鳥取~米子間の特急には自由席が連結されており
自由席特急券は1200円です。
トク特チケットレスの分割購入と同額ですが
指定席より自由席の方が混雑しているので
必ず座れるトク特チケットレスの方が便利です。

最後に

この”トク特チケットレス”は
tabiwa周遊パスなどと併用出来るので
旅行で訪れた際には是非使ってみてください。
(終)