【釧網本線】流氷物語号に乗ろう!2025年がラスト運行(?)

旅の快適移動法

車窓から流氷を眺められる観光列車

2017年より運行を開始した流氷シーズン限定の観光列車。
車内からオホーツク海に浮かぶ流氷を眺める事が出来ます。

2025年の運行日は2月と3月の一部

2025年の運行日と時刻は下記のようになってます

(引用:JR北海道)
2月は毎日運転
3月は1(土)、2(日)、8(土)、9(日)の4日間のみ運転されます。

オホーツク海側のボックス席は指定席

流氷物語号はキハ40系の2両編成で運行され
オホーツク海側のボックス席は指定席となってます。
指定席券は840円、それ以外は自由席です。
自由席は乗車券のみで利用出来ます。
網走~知床斜里間で利用した場合
自由席は乗車券のみで970円
指定席はプラス840円で合計1810円となります。

知床斜里行は北浜で観光停車! 

知床斜里行の列車は途中の北浜駅で10分程停車します

北浜駅は「オホーツク海に一番近い駅」として有名で
雑誌や旅番組でも紹介される人気の駅です。
無人駅ですがレストラン「停車場」が併設されてます。

駅ホームには展望台が設置されており(画面の右側)
上からは雄大なオホーツク海と知床連山を望む事が出来ます。

展望台から見たオホーツク海(手前は流氷物語号の屋根)
駅裏の海岸からは流氷を間近で見れます。
ただし、観光パンフレットのように
海一面が流氷で覆われている日は
年にもよりますが、それほど多くはないです。

斜里方向には知床連山が望めます(2018年撮影)

網走方向からは駅に進入する列車と流氷を絡めて撮影出来ます(2020年撮影)
画像では分かりにくいですが
線路の右側は流氷に覆われた”海”です。

網走行は浜小清水で観光停車!

網走行の列車は途中の浜小清水駅で20分程停車します

駅舎は道の駅「はなやか小清水」との複合駅となっており
館内ではオホーツクの特産品などが販売されてます。

駅に隣接してセイコーマートもあります。

駅の近くにはフレトイ展望台があり
上からは浜小清水の集落とバックに斜里岳を望めます。

浜小清水と流氷物語号
停車時間内に行くのは不可能なので
他の普通列車と組み合わせて行く事になります。

TVゲーム「オホーツクに消ゆ」とコラボ!

1980年代に発売した道東が舞台となった
ファミコンの推理アドベンチャーゲーム「オホーツクに消ゆ」とのコラボ企画が
2021年から実施されてます。
ヘッドマークや行先表示がゲームのキャラクターのイラスト仕様になってます!。

ヘッドマーク(2024年バージョン)

エンブレム(2022年バージョン)

行先表示サボ(2021年バージョン)

2017年~2020年まではキハ54系のラッピング車両が使われていました。

青色と白色を連結した2両編成
車内は2人掛けの転換クロスシートで
現行車両よりもこちらの方が快適な感じでした。

2026年からは豪華観光列車「青い星」に置き換え?

先日、JR北海道のプレスリリースで新たな観光列車の計画が発表されました。
それによると「赤い星」「青い星」の2つの列車が登場するようです。
この両列車の登場に伴い(?)現在運行している
「富良野美瑛ノロッコ号」と「釧路湿原ノロッコ号」は
車両の老朽化などによって2025年の運行を最後に廃止となる予定です。
流氷物語号に関する記載はありませんでしたが、
「青い星」編成の運行期間が1月下旬~3月上旬
運行区間が網走~知床斜里となっており
流氷物語号とほぼ一致している事から
置き換えられる可能性が高そうです。
現行の流氷物語号は乗車券のみで気軽に乗れる列車ですが
「青い星」編成になると富裕層向けの完全予約制列車となる可能性が高く
一般客にとっては不便になる恐れがあります。
特別料金不要の自由席車両が連結される可能性もなくはないですが
あまり期待しない方がいいです(笑)。
料金体系などは2025年の春頃に発表される見込みです。

次回は列車や路線バスで訪問可能な流氷鑑賞スポットを紹介します。