横浜駅から東海道線で西へ1駅
戸塚区の中心 戸塚駅

戸塚駅はJR東海道線・横須賀線と
横浜市営地下鉄ブルーラインが接続するターミナル駅で
1日あたりの乗降客数はJR・地下鉄合わせて
約27万人
首都圏のターミナル駅としては並レベルかもしれませんが
兵庫県の筆者にとっては、これほど利用者数の多い駅は
三宮以外に存在しないので普通に凄いです。

駅を出た西口側には大型商業施設のトツカーナモールやビルが建ち並んでます

その隣には2013年に移転してきた戸塚区役所
改札を出てペデストリアンデッキで繋がっており
雨に濡れる事なく出入り出来るようになってます。

市役所と見間違える程の立派な庁舎です。
今回の目的地は東口側なのでそちらへ移動・・・
東口からしばらく歩くと・・・

東口駅前
元マルイだったモディもあり買い物に困る事はなさそうです。

柏尾川を渡った先には東海地方でおなじみの「アピタ」も
この辺りは“普通に都会的な景観”が広がってます。

さらに進むとマンションが建ち並ぶ住宅街

そしてその先は行き止まりのように見えるT字路ですが
横断歩道を渡った先に下へ降りる階段があるのでそっちへ

階段途中から見た風景
何かちょっと怪しくなってきました(笑)
降りて北へ進むと・・・

あれっ?・・・
ほんの15分前まで都会の中を歩いていたのに・・・
今度は東へ進んで小さな川を渡ると・・・

いよいよ秘境感が漂ってきました!

その先は”舞岡ふるさとの森”というハイキングコースになってます。

しばらく山というか森の中を歩きます
街歩きが一転、ハイキングに!

10分ほどで”森の反対側”の道路に合流
まっすぐ北へ進んで行くと・・・
舞岡の農村風景

集落が現れました!
念のために言っておきますが
ここは横浜市戸塚区です!

訪れたのは3月下旬
ちょうど菜の花が見頃で長閑な農村風景です。
駅から40~50分歩くだけで都会⇒住宅街⇒森林⇒農村
と様々な景観を味わう事が出来ます。

横浜市内とは思えない風景
これほど都会と田舎が近接し、徒歩で手軽に行けるような場所は
全国的に見てもかなり珍しいのではないでしょうか。
横浜とよく比較される神戸にも
六甲山の裏側に行くと、こういった風景を見る事は出来ますが
沿岸部の主な主要駅から行くとなると電車やバスの利用が必須です。
徒歩で六甲山を越えるには、それなりの装備が必要ですし
数時間かかるので全く手軽ではありません。
地下鉄舞岡駅へ

集落の中を歩いていると元茅葺き民家のカフェもありました。
そこから少し北へ進んだ所には

舞岡八幡宮

農産物直売所
そして、その先の交差点付近に”地下鉄の駅”があります。

駅前交差点
こんな場所に地下鉄駅がある訳がない!
と、思うかもしれませんが・・・

はい、これが駅への入口です。

階段を下りて”地底世界”へ

そこには大都市の地下鉄駅と何ら変わらない姿が!
地上の風景とあまりにもギャップがあり過ぎるため
「日本一田舎な地下鉄駅」
とも言われている舞岡駅です。

しかし、地下鉄に乗ると20分足らずで
横浜都心の関内、桜木町、横浜駅へ行く事が出来る好立地です!。
これだけの好立地であれば、ニュータウンなどが造られても
不思議ではないのですが
舞岡地区は市街化調整区域に指定されており
開発を抑制して意図的に農村風景を残しています。
このおかげで今でも手軽に農村を体感出来るという訳です。
舞岡へは地下鉄ブルーラインで
横浜駅から約25分、戸塚駅から約2分でアクセス出来ます。
みなとみらいで大都会を味わった後、舞岡で農村風景を味わう・・・
横浜の”2つの顔”を体感してみるのも面白いかもしれません。
(終)