広島市中心部の路線バスと広島電鉄が乗り放題の切符「広島たびパス」
1日用が1000円、2日用が1500円、3日用が2000円で販売されてます。
また、スマホを提示して使用するデジタルチケットも、
それぞれ24時間、48時間、72時間利用可能で値段は紙の切符と同額です。
さらに広電宮島線と宮島連絡船もフリー区間に含まれているので、
宮島観光も可能です!。
下の図がフリーエリアです。
(引用:広島電鉄)
かなり複雑ですが、観光客の利用がほぼ皆無な生活路線も多数含まれているので、
一般的な観光利用であれば、路線数も限られるため比較的使い易いです。
主なエリアへの移動方法
広島駅➡紙屋町・八丁堀
紙屋町・八丁堀エリアは商店街や百貨店、商業ビルが立ち並び、
オフィスやホテルも数多く立地している広島の「都心」です。
広電の路面電車を利用する場合は、1号線、2号線、6号線に乗車。
路線バスは広島バスの21号 宇品線、24号 吉島線、25号 草津線、
広電バスの3号線、両社共同運行の101系統 エキまちループ左まわり
などを利用して下さい。
この区間のさらに詳しい移動方法はこちら
広島駅➡広島港(宇品港)
広島の海の玄関口。
四国・松山や宮島、江田島、似島など周辺離島への航路が出ています。
広島駅からは路面電車の5号線 広島港行が便利です。
日中は1時間あたり5本、所要時間約36分。
バスは広島バスの21号 宇品線 広島港行、プリンスホテル行。
日中は1時間あたり4本、所要時間約26分程度。
バスの方が所要時間は短いですが、紙屋町付近で渋滞する事が多いので、
時間的には路面電車とほとんど変わらないかと思います。
紙屋町・八丁堀➡広島港(宇品港)
上記の広島バス、21号 宇品線が便利です。
路面電車の1号線でも広島港へ行けますが、ルートが遠回りで時間がかかるので、
この区間はバスがオススメです。
広島駅➡原爆ドーム
世界遺産に認定されている原爆ドーム。
向かいのおりづるタワーの展望台からも見渡せます。
広島駅新幹線口からJRバス中国の、ひろしま観光ループバス「めいぷる~ぷ」。
オレンジ、グリーン、レモンの3つのルートがあり、
いずれも紙屋町と原爆ドームを経由します。3ルート合わせて10分間隔での運行。
南口からの路面電車で行く場合は、2号線または6号線を利用。
※紙屋町から原爆ドームまではすぐ近くなので、徒歩5分程度で行けます
広島市内➡宮島
世界遺産 厳島神社の大鳥居
広島駅から広電2号線の宮島口行に乗車。
八丁堀・紙屋町も経由します。
宮島口までの標準所要時間は広島駅から約70分、紙屋町から約55分。
途中渋滞などで少し遅れる事が多いです。
宮島口からは連絡船を利用。
宮島への詳しいアクセス方法はこちら
※「広島たびパス」ではJR線は利用出来ません
宮島瀬戸内ぐるりんパスとの比較
この広島・宮島エリアで利用可能なフリーきっぷとして、
tabiwaの「宮島瀬戸内ぐるりんパス」があります。
下の表は「広島たびパス」との比較です。
広島たびパス | ぐるりんパス | |
値段 | 2000円(3日用) | 3600円(3日間) |
広電全線 | ○ | ○ |
JR線 | ✕ | ○ |
宮島連絡船 | ○ | ○ |
中心部路線バス | ○ | △※1 |
宇品~宮島航路 | ✕ | ○ |
※1…JR中国バスの「めいぷる~ぷ」のみ利用可。
「宮島瀬戸内ぐるりんパス」で宮島へ行く場合、J
R線や、宇品~宮島航路が使えます。
その反面、広島市内中心部の路線バスがほとんど利用出来ません。
一方の「広島たびパス」は、市内中心部の路線バスは利用可能ですが、
宮島口へのアクセスは、広電宮島線しか利用出来ません。
それぞれ一長一短ですが、利用目的によって使い分ければ便利なのは間違いありません。
今回は「広島たびパス」の紹介でした。
(終)