のぞみ自由席 3両→2両へ減少! 指定席のメリットデメリットを解説!

旅の快適移動法

来年春のダイヤ改正で
東海道・山陽新幹線の「のぞみ」号の自由席車両が
現在の3両から2両に減らされるという
衝撃のニュースが発表されました。

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全車指定化への布石?

現在は、年末年始・GW・お盆の期間に限り
「のぞみ」は全車指定席で運行されてます。
予約を取り易くするのと混雑を緩和させて
少しでも快適な車内環境を維持するのが目的となってますが
最繫忙期の指定席料金は割高になっているので
本音は増収狙いかもしれません。
北陸特急の「サンダーバート」や「しらさぎ」も
自由席を1両減車して様子を見た後に
全車指定化に踏み切ったので
おそらく「のぞみ」も2026年か2027年辺りに
通年全車指定席になるものと思われます。

「のぞみ」に使われているN700系の普通車
指定席、自由席ともに同一仕様なので
全車指定席への変更も容易に出来ます。
これが九州新幹線の「さくら」や「みずほ」に使われているN700系7000番台だと
指定席と自由席とで車内設備に“かなりの差”があるので
いずれかを改造して統一しない限り
全車指定化は難しいと思います。

あなたは指定席派? それとも自由席派?

指定席と自由席
それぞれメリットがあればデメリットもあります。
今回は指定席のメリットデメリットを解説したいと思います。

指定席のメリット① ”確実に座れる”

指定席なので当然といえば当然ですが
途中駅からだと座れる保障の無い自由席より
プラス1000円程度(時期によって変動)で
必ず座れるのであれば
指定席を取った方が安心出来ます。

指定席のメリット② 好みの席を指定出来る

予約サイトや駅の指定席券売機で
シートマップから好みの座席位置を指定する事が出来ます。

指定席のデメリット① 近くに変なのがいたら・・・

筆者は自由席派です。
指定席を取った時に限って
運悪く隣や前後にマナーの悪い客がいたりして
あまり良い思い出がありません(笑)。
自由席であれば避ける事は出来ますが
指定席だと指定された席に座らなければならないので
逃げ場がありません。
予約サイトで先の区間の空席状況を調べて
車掌に申し出て席を変更してもらう事は可能ですが
少し手間がかかります。

指定席のデメリット② 自由席より値段が高い

以前は閑散期・通常期・繁忙期の3種類でしたが
現在では最繫忙期も加わり
自由席との料金差が広がりました。
また、のぞみ号の場合は
“のぞみ料金”も加算されるので
繫忙期に東京~広島間を利用すると
自由席との差額は1500円にもなります。

指定席のデメリット③ ガラ空きなのに隣に・・・

こちらの記事で詳しく解説してますが
東京行きの「のぞみ」の場合
予約した区間の空席状況によっては
始発駅出発時点でガラ空きなのに相席になってしまう事があります。
自由席だと万遍なく席が埋まってくるので
ガラ空き状態で相席になる事はまずありません。
ごく稀に、犯罪目的などで隣に座ってくる事があるかもしれませんが
そういう時は速やかに席を移動するか
車内巡回の車掌に報告してください。

以上、指定席のメリットデメリットを挙げてみました。
今回の減車で最も割を食らうのは
小倉~博多や東京~新横浜といった短距離利用者です。
また、始発駅で自由席に楽々座れていたのが
今後は発車直前だと満席か真ん中席しか空いていない・・・
というリスクも発生するかもしれません。
(終)