前回は「ガラ空きなのになぜ隣に・・・」
“トナラ―”の要因を解説しました。
今回は、隣の席をなるべく指定されにくくする”対策”を紹介したいと思います。
まず、PCやスマホから予約出来るように、e5489やEX予約に会員登録しておいてください。
<主要駅の位置関係>
西← 博多~小倉~広島~岡山~新神戸~新大阪~京都~名古屋~新横浜~品川~東京 →東
博多~新大阪は山陽新幹線、新大阪~東京は東海道新幹線。
※当記事内のシートマップは全てe5489マイページより引用
東京方面 上り「のぞみ」の場合
博多から新神戸までは停車駅毎に乗客の数が増え、
新大阪から東海道区間に入るとさらに増加します。
もしあなたが博多から乗車し、広島・岡山・新神戸といった、
山陽新幹線内の停車駅までの指定席を予約したい場合、
少し手間はかかりますが・・・
あなたが下車する駅から、乗車してくる2人連れのお客が購入した席
を予約するのがポイントです!。
新神戸以西の区間内で指定席を予約する場合
例えば、あなたは博多から新神戸まで乗車するとします。
まず実際には乗車しない新神戸→新大阪の空席状況を検索します。
(岡山まで乗車する場合は、岡山→次の停車駅で検索)
そして、幾つかの号車のシートマップをデジカメやスマホ、スクショなどで記録。
何号車でも構いません。
次に実際に乗車する博多→新神戸のシートマップを表示させ、両者を見比べます。
上の画像は、とある日の「のぞみ号」新神戸→新大阪の空席状況です。
赤丸の18Eと18Dの席に注目して下さい。
✕になっているので販売済みです。
そして、下のシートマップは同じ列車、同じ号車の博多→新神戸の空席状況です。
先程の18Eと18Dの席は空席となってます。
ここであなたは窓側の18Eを新神戸まで予約したとします。
別の人が新神戸以西の各停車駅➡新大阪~東京間の各停車駅で検索しても、
既に新神戸から予約済みなので18E・18Dともに✕と表示されます。
よって、あなたの隣の18Dを指定する事は出来ません。
ただし、博多→広島や小倉→岡山など新神戸以西の区間内で検索すれば、
予約が入っていないので、18Dは空席表示されます。
東京行の「のぞみ号」の指定席は、新神戸までの各停車駅で降りる人より、
新大阪や東京方面まで行く人の方が圧倒的に多いので、
隣を指定される確率はかなり下がります。
尚、この方法が有効なのはあくまで通常期であり、
最繫忙期は、ほぼ満席になってしまうので、販売開始直後に予約する事をおすすめします。
新大阪や東京方面は?
乗客数が段違いに多いので、これといった有効な方法は見当たりません。
しかし、新大阪までの利用であれば、
新大阪から乗ってくる予定の、2人連れのお客さんのが予約した席を、
上記の方法で見つけ出して、窓側のE席を指定しておけば、
隣のD席は、新大阪以西→京都~東京間の各停車駅で検索しても✕と表示されるので、
多少なりとも効果はあるかと思います。
なるべく車両の中央付近を
まず最後部座席は後ろを気にせずリクライニングを倒せるので、真っ先に指定されます。
中央付近の2列席、3列席が丸々空いていようが、
お構いなしに“トナラ―”される事があるので注意が必要です。
次に、車両出入り口に近い両端付近も早くから席が埋まる傾向にあります。
最後まで指定されにくいのは、車両中央付近です。
博多方面 下り「のぞみ」の場合
下りは東京、品川、新横浜の3駅で大勢乗車し、
西へ進むにつれて、乗客を入れ替えながらも少しずつ空いてきます。
特に岡山以西は降りる人の方が圧倒的に多く、広島を過ぎると空席が目立つようになります。
新神戸以西の区間内で指定席を予約する場合
例えば、新神戸から博多まで乗車する場合、
上り列車とは逆で、新神戸で降りる2人連れの席を探して、
そこを予約します。
(岡山から乗る場合は、岡山で降りる2人連れの席を予約)
仮に18E・18Dの座席がそれに該当した場合、
あなたは窓側の18Eを指定したとします。
別の人が東京→広島や、新大阪→博多で検索しても新神戸までは販売済みなので、
隣の18Dは✕が表示されます。
新神戸~博多間で利用する場合は空席の○が表示されますが、
この区間内で「のぞみ」の指定席を使う人はそれほど多くはないので、
隣を指定される可能性は低いです。
ただし、最繫忙期は満席になる事が多いのでこの方法は使えません。
もし仮に、18D席が全区間空席だった場合には検索結果で○が表示されるので、
指定する事は可能となります。
東海道区間では通路側しか空いていない事も珍しくないので、D席でも普通に予約が入ります。
そして「新神戸から乗り込んだら空席が多いのに何故か隣に人が座っていた」
という現象が発生します。
東京から乗る場合は?
有効な方法はありませんが、可能な限り
- 車両中央付近を選ぶ
- 目的地の駅止まりか、それに近い列車を選ぶ
- 定期列車より臨時列車を選ぶ
これで多少なりとも隣を指定される確率は下がるかと思います。
また、ある程度車内が空いてきたら、車掌に申し出でて席を移動するのもいいと思います。
今回は、隣の席を少しでも指定されにくくする方法の紹介でした。
(終)