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“オレンジ”だらけの西興部村

5日目
8時台の名寄行きバスに乗るためホテルをチェックアウト。
雨予報でしたが青空も見える天気。

村を歩いているとオレンジ色の建物が多く並んでます。
これは1999年に「美しい村づくり条例」を制定した際に
公共施設などを村のカラーであるオレンジ色の外壁での統一を進めてきた為です。
一般の住宅でもオレンジ色にした場合、費用の一部が補助される制度もあるようです。

診療所もオレンジ
建物がオレンジ色なだけでも、かなり明るい雰囲気の村に見えますね。

バスの待合所もオレンジ
乗車したバスは、盆休み期間でしたが10名程度のお客さんがいました。
村内のもう一つの主要集落である上興部エリアで数名下車しましたが
残りは全員、名寄市内まで乗り通しました。
西興部村はオホーツク振興局、名寄市は上川振興局と
道外でいえば県境を越えるような感じです。
名寄の中心部には大型商業施設や病院もあって
同じ市である紋別へ出るよりも名寄へ出た方が便利なのかもしれません。
さらにJRへ乗り換えれば1時間20分程度で、より大きな都市である旭川へ行く事も出来ます。
名寄中心部を歩く

乗客の大半は名寄駅前で降車しましたが、ここでは降りず1つ先の西3条南6丁目で下車。
列車の発車時刻まで時間があるので町中を歩き回ります。
雨が降ってきて結局、西興部の晴天は”だまし”でした(笑)。

バス停の目の前にあるのが名寄に本部のある総合スーパー西條名寄店。
道北を中心に展開しているイオンのような大型スーパーで
士別や稚内などにも大型店舗を構えてます。

西條の周辺が名寄の中心街のようで
歩道にアーケードの付いた商店街が東西南北に伸びてます。
ただ、苦戦気味でシャッターを下ろしている店も多く見られました。
それでも駅から徒歩圏内に大型スーパーが営業しているので
この規模の地方都市だど頑張ってる方だと思います。
名寄より規模が大きい都市の中心部でさえ、大型店が一切無いところもあるので・・・。

右側のビルは北星信用金庫の本店ビル。

病院やオフィスが並ぶ都会的な景観も。
名寄市の人口は約24000人。宗谷線沿線では最大規模の都市です。

名寄駅
リニューアルされてはいますが、昔ながらの風格がある木造駅舎です。
宗谷線は旭川から名寄までの区間は、比較的本数も多く混雑していますが
名寄より北の区間は本数、輸送量ともに激減して
路線の存続が危ぶまれるほどの過疎区間となってます。
風連で下車して道の駅へ

名寄から旭川方面に2駅進んだところにある風連駅で下車。

駅構内は相対式ホーム
通過列車は上下とも右側の線路を駆け抜けていきます。

駅前
ここは旧風連町の中心でしたが、2006年に名寄市と合併した為
現在は名寄市の一部となりました。
そして駅前の国道を南へ15分程歩くと道の駅なよろに到着。

道の駅なよろ
館内では地元の物産品や土産物などが販売されてます。
良くも悪くも、どこにでもある道の駅の1つといった感じで
可もなく不可もなくです。

駅に戻ると天候が回復してきました。
道の駅が賑わっている一方、鉄道の駅は無人化され
日中は乗り降りする人もまばらで閑散としてます・・・。
普通列車に乗って士別へ。
その②に続く


