【神鉄】おもてなしきっぷで行く”裏の神戸”中編 淡河城の反対側は日本の原風景!

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恵比須から淡河(おうご)へ”バスワープ”

藍那から電車に乗って次に訪れたのは
三木市内にある恵比須駅。

駅前は郊外の新興住宅地といった感じの
景観が広がってます。
この恵比須駅前からも三宮行き直通バスが運行されており
神鉄は苦戦を強いられています。

駅舎は改築され
車椅子対応トイレも完備されてます。
駅前から数分歩くと櫓風のモニュメントが登場!

東経135度 子午線
三木市は日本標準時子午線が通っている町で
正午になると太陽がちょうど真南にきます。
このモニュメントの近くにある
「エビス」バス停(なぜかカタカナ表記)から
12:48発の神姫バス 道場南口行きに乗車。
本数が非常に少ないので
乗り遅れると旅程崩壊です。

淡河の町を歩く

エビスからバスに揺られること約20分・・・
淡河に到着。
この淡河エリアは神戸市北区の中でも
“割とガチな田舎”です。
谷上や箕谷周辺は田畑も残ってはいますが
山地を切り開いて宅地造成された”ベットタウン”です。
これに対して淡河は昔ながらの農村集落で
小規模なマンションすらほとんど見当たりません。

往時の面影を残す 淡河宿

バス道に平行するように
旧湯山街道が通っています。

新しい建物と古い建物が混在していますが、
茅葺き屋根にトタンを被せた
“ネオ茅葺き民家”も見られます。
さらに進むと淡河宿本陣跡に到着。

江戸時代から残る建物で
長らく空き家になっていましたが
地域の人々の手により再建され
観光スポットに生まれ変わりました。
また、映画『るろうに剣心』のロケ地としも使用されました。

政令指定都市初の”道の駅”

淡河の中心部には「道の駅淡河」があります。
2002年に政令市初の道の駅として登録されました。
建物内には蕎麦屋と農産物直売所があり
道の駅としてはかなり小規模です。

淡河城址から集落を一望!

道の駅裏手の小高い丘に淡河城址があります。
しかし直接行ける道は無く
少し遠回りして行くことになります。

道の駅の西側にあるコンビニの脇に
農道のような砂利道があるので
そこを進んで行きます。

奥の小さな橋を渡って川の”対岸”へ
階段を20mほど登ると本丸跡に着きます。

櫓が再建され、この付近から町を一望できます。
淡河城は播磨の豪族 北条時房の孫にあたる
北条時治の城とされてます。

淡河の町並み
高い建物は一切無く
ここが神戸市内だということを
忘れてしまいそうです。

また、本丸跡付近には稲荷神社があり
この付近が天守台ともされてます。

稲荷神社の先に広がる原風景

稲荷神社の林を抜けた先には・・・

美しい田園風景が広がってます!
この辺りは、道の駅のある”下界”より
2~30メートルほど標高の高い丘の上に位置します。

道路も遠回りになっている為
訪れる人も地元の農家の方くらいで
全く観光地化されていません。

長閑な風景にしばし見とれ・・・

そろそろバスの時刻が近づいてきたので下山します。
後編につづく