北海道&東日本パス 販売継続! 青春18きっぷと徹底比較!

お得な切符の使い方&体験記

2025年の春季販売分をもって廃止されたとの噂が絶えなかった
北海道&東日本パス(以下:北東パス)。
6月2日のプレスリリースで引き続き夏季用も販売される事が発表されました。

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北海道&東日本パスとは?

JR北海道とJR東日本エリアの普通列車・快速列車が連続する7日間乗り放題の切符。
値段は大人11530円、子供5760円。
一部の会社線の普通列車も利用可能。
2025年夏シーズンの利用期間は7月1日から9月30日まで

この切符の最大の特徴は、何と言ってもコスパの良さ!。
1日あたり約1647円で普通列車が乗り放題!。
片道だと東京~高崎や東京~宇都宮を移動するだけで
往復でも東京~藤沢や横浜~小田原を往復すれば元が取れます。※1
※1…7日間毎日使用した場合

青春18きっぷも連続使用に変わった

青春18きっぷは2024年冬季販売分から使用方法が変更されており
連続する5日間又は連続する3日間となってます。
1日単位での任意の日やグループでの利用は出来なくなりました
値段は5日間用が12050円、3日間用が10000円です。
尚、18きっぷは東海や西日本など全てのJRグループの路線が利用可能ですが
北東パスは北海道と東日本管内のみです。
今回は北海道・東日本エリア内でのみ使用した場合の
18きっぷと北東パスを比較していきたいと思います。

18きっぷVS北海道&東日本パス

18きっぷ5日間用の利用価値は限りなくゼロ!

いきなり結論ですが
5日間利用した場合は18きっぷが12050円、北東パスが11530円で
北東パスの方が520円安いです!
安いだけでなく北東パスは有効期間が7日間なので勝負になりません(笑)。

例えば東京から函館まで4泊5日で往復した場合・・・

  • 1日目…東京~北東北まで移動
  • 2日目…北東北~函館まで移動
  • 3日目…函館観光
  • 4日目…函館~北東北まで移動
  • 5日目…北東北~東京まで移動

    上記のような行程とします。
    18きっぷの場合、新青森まで(から)追加料金のかからないルートは
    日本海側の秋田を経由するルートのみです。
    内陸部の東北本線ルートの場合は、盛岡から北は
    第三セクターのIGRいわて銀河鉄道となるので18きっぷでは利用出来ません。
    花輪線で大館へ抜ける場合でも盛岡から好摩までの運賃690円が必要です

いわて銀河鉄道のラッピング車両

これに対して北東パスだといわて銀河鉄道に追加料金なしで乗車可能です。

そして”最大の難所”である青森~函館の区間
現在は新青森から新函館北斗まで北海道新幹線となっており
両きっぷ共に必ず追加料金が必要となります
18きっぷの場合は北海道新幹線オプション券が必要で値段は片道4650円
しかも新幹線を利用出来るのは新青森~木古内間のみ
木古内から函館までは道南いさりび鉄道線の利用となります。
木古内駅での新幹線といさりび線の接続は考慮されておらず
オプション券は値段の割にはコスパが悪過ぎます。
そこでオプション券の代わりに新青森~新函館北斗間まで
“えきねっと”のトクだ値14だと4700円で一気に移動出来ます。
前日まで購入可能なトクだ値1でも6270円です。
また、フェリーで移動すると新幹線より時間はかかりますが
オプション券よりかなり安く移動する事が出来ます。

津軽海峡フェリーと青函フェリーの2社が運航しており
青函フェリーの方が料金が安いです。

18きっぷ3日間用だと”値段だけ”なら少し安いが・・・

次に18きっぷ3日間用だと値段は10000円。
2泊3日で東京~仙台や札幌~網走を往復した場合
値段だけなら18きっぷ3日間用の方が1530円お得です
ただし、最初の3日間を2泊3日の旅行で使用した後で
4日目~7日目の間で1530円以上利用するのであれば
北東パスの方かお得になります。
例えば1日目~3日目まで18切符を使用して10000万円。
その後5日目に日帰りで東京~平塚を往復利用して2340円。
さらに7日目に東京~千葉を往復して1320円。
7日間の利用金額の合計が13660円となり
北東パスを使った方が2130円も安くなります

このように北東パスは7日間全日利用しなくとも
他の切符を利用するより安く済むケースがあります。
この夏は北海道&東日本パスで普通列車の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
(終)