釧路から網走・知床 移動しながら観光出来る釧路知床号に乗ってみた! 後編

旅のすすめ

前編はこちら

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臭いが強烈な硫黄山!

12:15硫黄山に到着
ここも30分の見学時間が設けられてます。

硫黄山は標高512mの活火山で
山麓から山頂にかけて無数の噴気孔から硫黄分を含んだ白煙が上がってます。

写真を見ただけで臭ってきそうですが
実際、風向きによってはもろに硫黄分を浴びる事になります(笑)。
服にも硫黄の臭いが染みついて、なかなか消えません(前回訪問時)。

この日は風も弱く”直撃”する事はありませんでしたが
それでも駐車場近くでも結構な硫黄臭が漂ってました。
12:45に出発し、川湯温泉街でもお客さんを乗せて
今度は屈斜路湖へと向かいます。
最終的には座席が半分以上埋まるくらいの乗り具合でした。

クッシーの湖から天下の絶景 美幌峠へ!

13:05屈斜路湖の砂湯に到着
20分間の見学時間があります。

売店脇にはかつて目撃証言があった未確認生物(UMA)
“クッシー”の像があります。
日本では池田湖の”イッシー”と並ぶ知名度を誇るほどでしたが
2000年代以降は目撃情報もほぼ無くなり
黒歴史となってしまいました。

屈斜路湖は周囲約57㎞のカルデラ湖で
日本の湖沼のなかでは6番目、道内ではサロマ湖に次ぐ2番目の大きさを誇ります。
湖内には周囲12㎞の中島があります。
湖岸からでは分かりにくいですが
美幌峠などからは湖の真ん中に鎮座している姿を見る事が出来ます。
13:25、バスは出発。
途中の屈斜路湖プリンスホテルで1組のお客さんを降ろして
いよいよ最大の見せ場である美幌峠へ!。

14:00前に美幌峠駐車場に到着。
ここでは何と1時間もの見学時間が設定されてます。
この美幌峠は釧路総合振興局とオホーツク総合振興局との境界で
特に釧路側は屈斜路湖と中島を一望出来る大パノラマとなってます。

こちらはオホーツク側
下って行くと美幌町を経て北見や網走に繋がります。

ツーリングのライダーにも人気のスポットで
数多くのバイクが停まってました。

そして釧路側に設置されている標柱。
天下の絶景と言われているその景色は如何に・・・

おおっ!・・・
そのまま飛び立ちたくなる程の絶景!!

素晴らしいの一言!

階段を上がっていくと、さらに高い所から見渡せるので行ってみます。

この景色が見られるならバス代なんて安いものです!。
ただし、標高が高く摩周湖同様、霧に覆われる事が多いですが・・・。
湖岸から突き出ているのは和琴半島
ミンミンゼミの日本の北限生息地となってます。
この美幌峠は結構広いので、歩き回っていると
あっという間に1時間が経ってしまいます。
バスは14:55に出発。
女満別空港と網走駅に立ち寄って16:10頃に「道の駅 流氷街道網走」に到着。

釧路知床号の感想

網走の道の駅で下車したのは、意外な事に筆者1人だけでした。
この他、女満別空港で2人、JR網走駅で1人の下車がありました。
それ以外の人達は全員知床ウトロまで行くそうなので
途中で降りる利用はかなり少なそうです。
天気が良い日は思う存分楽しめますが
悪天候時は景色はほとんど見えないのでJRで移動した方が良いかと思いますが
雨が強まると真っ先に運休するので
JRが運休になった時の代替ルートとして活用する事になりそうです。
実際、釧路知床号に乗車した日もJR釧網線は午前中は運休となってました。

あと気になった点が1つ。
ガイドさんの説明は分かりやすくて良かったのですが
移動中は運転手の人と会社の愚痴ばかり言い合ってたので
会社勤めの人間としては、連休明けの事を思い出して
ちょっと憂鬱な気分になってしまいました(笑)。
せめてお客さんがいる前では、内部事情を晒すようなネガティブな会話は
NGにしてもらいたいです。
ガイドさん皆がそうではないとは思いますが
これが唯一不満な点でした。
(終)