前回の続き
能取岬へ向かう道が絶景!
レイクサイドパークで休憩した後、能取岬へ。

しばらくは森の中を進んで行きます。
所々に湖岸へ下りれる場所があるので、ちょっと寄り道。

能取湖はオホーツク海とつながっている海水湖で
湖畔にはサンゴ草の群落地があり、9月中旬~下旬頃になると
“紅葉”したサンゴ草が湿地帯全体を赤く染めて
見事な絶景を見せてくれます。

卯原内のサンゴ草群落
遊歩道も整備されていて絶景を存分に味わえます。

能取湖を過ぎると左手にオホーツク海が現れます。

断崖の上に能取岬灯台の姿が見えます。
これまでほぼ平坦だった道が上り坂へ。
しかし、電動自転車なのでそれほど苦になる事もなく
ぐんぐん上って行きます。

トンネル手前には展望スペース
この美岬トンネルは2006年に開通した比較的新しいトンネルで
開通前は断崖に沿った狭い道でした。

現在はもちろん通行禁止で、自然に還ってしまってます。
旧道時代は冬季通行止めでしたが
美岬トンネルの開通によって通年通行出来るようになりました。

美岬トンネルを抜けてしばらく進むと
「←能取岬」の標識が現れるので左折します。
その先には・・・

岬へ通じる道がめちゃくちゃ絵になる!
下り坂の向こうにオホーツク海、そして両脇の草原地帯・・・
日本離れした風景に思わず立ち止まってしまいます!。
能取岬からオホーツク海と知床連山を望む

先程の坂道を下って右へ曲がった先が能取岬の駐車場。
車やバイクで賑わってますが、こんな所までレンタサイクルで来る人間は
筆者くらいだろうと思っていたら、他に1台レンタサイクルが停まってました!。
レイクサイドパークから能取岬までの間でも
一組の熟年夫婦とすれ違ったので、意外とレンタサイクルで訪れる人もいるのかもしれません。

能取岬灯台
中に入る事は出来ませんが
ちょっとした草原の真ん中に建っている姿が北海道らしいです。

そして断崖の上からは、オホーツク海と遠くに知床の山々を見渡せます。
冬になると流氷で埋め尽くされるのですが
夏の風景からは想像もつきません。

岬の遊歩道の隣は牧場になっており
牛が草を食む姿を見る事も出来そうです。

この能取岬灯台周辺では数々の映画のロケや
嵐が出演したJALのCMのロケも行われました。
これほど素晴らしい場所であるにもかかわらず
公共交通でアクセス出来ないのが残念です。
夏場はまだレンタサイクルで頑張れば来れますが、冬場はさすがに無理です。
周遊バスのようなものがあれば
インバウンド観光客などの利用が見込めそうな気もするので
せめて流氷シーズンだけでも検討していただきたいです。
能取岬から道の駅へ
能取岬を後に、もう一度振り返って・・・

この絶景を目に焼き付けます(笑)

オホーツク海に沿って南下しますが、木々が生い茂って
海はほとんど見えません。
5㎞程進むと急カーブが連続する下り坂になるので
十分に注意してください。

坂を下った先に、ようやく人家が現れます。
ここから先は平坦で道幅も広く、快適にサイクリング出来ます。

道路の左側にはオホーツクの海岸が広がってます。

市街地に入って網走川を渡った先を左折すればゴールの道の駅。

16:30分頃に到着して無事に返却完了。
返却時間は17:00までとなっているので、能取岬から戻る場合は
余裕を持って遅くとも15:30には出発しておいた方が安心です。
4日目につづく


