北海道&東日本パスで行く道内7日間の旅4日目その①”大都会”遠軽を歩く!

旅のすすめ

3日目のつづき

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快速化された大雪で遠軽へ

4日目
この日は遠軽までJR石北本線で移動し、旧名寄本線代替バスで西興部まで移動。
旭川行の特別快速「大雪」に乗る為、網走バスターミナルへ。
この昭和感満載のビルが網走バスの本社を兼ねたバスターミナルとなっており
ここから女満別空港行きのバスに乗って網走駅前で下車。
空港連絡バスですが、短区間の利用も可能です。

網走8:04発の旭川行特別快速大雪に乗車します。
この列車は2025年3月ダイヤ改正以前は特急大雪として運行されてましたが
利用者減少や車両の老朽化などで、H100形の快速に格下げられました。
快速化されても旭川までの所要時間は、同区間を走行する特急オホーツクと
ほとんど変わらず、青春18きっぷや北海道&東日本パスで利用する事が出来るので
かなりお得な列車です。

ただH100形は座席が少なく、また椅子が硬いので長時間の乗車はきついです。
この日は網走発車時点で座席が半分以上埋まり、北見でも大勢乗ってきたので立ち客も発生。
筆者は遠軽で下車しましたが、乗車する人の方が多く
数名の立ち客がいる状態で出発していきました。
旭川までの途中駅で降りる人はほとんどいないので
遠軽で座れなければ2時間立ちっぱなしとなる可能性が高いです。
一部指定席にしてもよさそうですが、現状の座席だと特急に乗った方が圧倒的に快適なので
改造しない限り難しそうです。

遠軽は”町”なのにかなりの都会!

9:50遠軽駅で下車
かつて紋別方面に名寄本線が分岐していた名残りで
石北本線の列車は、この駅でスイッチバックして進行方向が変わります。

階段の上に風格のある木造駅舎が建っており
駅蕎麦店も最近になって復活しました。

駅前通りをまっすぐ進むとバスターミナルがあります。
まだ時間があるので町中を歩き回ります。

バスターミナル前の国道242号沿いが町の中心部で
大手保険会社のオフィスビルなどが建ち並んでます。
遠軽町は人口約17000人の町で、オホーツク管内の町村の中では最も多く
紋別市の人口約20000人に迫る規模です。

道路右側の大きめのビルは遠軽信金本店ビル。
この景観で”市”ではないのが不思議なくらいで
体感的には中心部に限れば紋別市より都会に見えます。
北見、網走に次ぐオホーツク第3の”都市”と言っても過言ではなさそうです。
ただ紋別には流氷観光という目玉があるのに対して、遠軽はこれといった観光地はありません。
まあ願望岩からの眺めは絶景ですが、マイナー過ぎて訪れる人もそれほど多くはないです。
知名度やホテルの数では紋別が圧倒しているので
総合的に見れば同率3位くらいでしょうか・・・。

飲み屋街も人口の割にはかなりの規模です。
ビルのテナントが現在も営業しているのかは微妙ですが・・・。
道東太平洋側の某市の中心部のように、見た目は立派なビルが建ち並んでいるように見えても
ビルが丸ごと廃墟だったり、空きテナントだらけな事例もあるので・・・。

駅の近くでひときわ存在感を放っているのが願望岩
時間の都合で今回は行きませんでしが、前回訪問時の様子を・・・

公園の奥から急な階段を上って行くと願望岩の登り口へたどり着きます。
登り口までは車道があるので車でもアクセス可能です。

駐車場から展望台へは徒歩で5分ほど

そして開けた先が願望岩の”頂上”。
安全柵のようなものは一切無いので
あまり外側に近付き過ぎると足を滑らせて転落してしまう恐れがあります。
万が一落ちてしまった時は諦めてください(笑)。
崖下にネットは張ってなかったと思うので・・・

展望台からは遠軽の街並みを一望出来ます。
時間が合えば発着する列車の様子も見れます。

遠軽バスターミナル
紋別方面へのバスはここが始発となります。
ちょうど窓口で「名寄線代替バス2day/3dayフリーパス」が販売されていたので
2日間用を購入。
このパスは2日間用が3000円、3日間用が4200円で
旧名寄本線部分の遠軽~湧別~紋別~興部~名寄の区間のバスが乗り降り自由。
8月から2ヶ月間の限定販売でしたが、定期的に発売されてきたので
来年度も販売される可能性はあります。
ただし、紋別~興部間のうち雄武発着のバスは利用出来ません。
今回は遠軽~名寄間を途中下車しながら1泊2日で移動したので
片道移動ではあるものの、その都度運賃を支払うより少しお得に行けました。

その②につづく