北海道&東日本パスで行く道内7日間の旅4日目その②名寄線代替えバスの旅

お得な切符の使い方&体験記

前回の続き

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旧中湧別駅跡を見学 当時の放送も流れる!

遠軽からバスに乗って最初に下車したのが「中湧別文化センタートム」
旧中湧別駅跡地に出来た施設で、道路の向かい側には駅の一部が保存されてます。

こちらが旧中湧別駅ホーム
さすがに駅舎は解体されてありませんが、レトロな木造ホーム上屋は健在です。
上屋の下に移動すると、自動的に現役時代の駅放送が流れてきます。
目を閉じれば国鉄時代・・・

駅跡の周囲は公園や道の駅になっており
バスの待ち時間に退屈する事はなさそうです。
まあバスで訪れる旅行者自体が稀ですが・・・。
そして湧別行きのバスに乗って次の目的地へ。

旧湧別町中心部を歩く

続いて終点の1つ手前の「湧別庁舎」で下車。
その名の通り目の前に湧別町役場があります。

湧別町は人口約7800人の町で、2009年に隣の上湧別町と合併して
現在の新・湧別町となりました。

遠軽の商圏に入っているのか国道沿いにはロードサイド店舗などは
あまり見られず、人通りもほとんどありません。
このまま進むと湧別バスターミナルがあります。

湧別バスターミナル
トイレを備えた待合室があります。
しかし冷房が無いので外より暑い・・・。
遠軽から紋別方面へ向かうバスの約半数は湧別止まりとなっており
この先は本数が激減します。

流氷の名所 オホーツクタワー周辺を散策!

湧別から30分弱でオホーツクタワー入口に到着。
バス停からガリンコ号乗り場まで1㎞程離れているので歩きます。

途中には先代のガリンコ号が保存されてます。
1987年に世界初の流氷観光船としてデビュー。
その後ガリンコ号Ⅱの登場によって1996年に引退しました。

初代ガリンコ号の先にある海洋交流館。
ガリンコ号のチケット売り場やコンビニ、フードコートなどが入ってます。
そして裏手には・・・

ガリンコ号Ⅲ IMERU(イメル)の姿が!
2021年に登場した3代目で、従来のガリンコ号2より最高速力がアップし
より遠くの流氷帯まで辿り着けるようになりました!。
しかし、2代目のガリンコ号Ⅱは残念ながら
2025年の流氷シーズンの運航をもって引退してしまいました。
ここ数年は2隻体制で予約も取りやすかったのですが
来シーズンから1隻体制となるので一気に予約が取りにくくなりそうです・・・。

ガリンコ号乗り場から沖合いの海中展望塔「オホーツクタワー」へと続いている
クリオネプロムナード。

2階通路からは紋別港周辺を一望出来ます。
冬は流氷に覆われたオホーツク海を一望・・・と、言いたいところですが
冬期間は積雪の為、2階通路は閉鎖されます・・・。
オホーツクタワーへは1階通路を歩く事になります。

500mほど進むとオホーツクタワーに到着。
海中展望室から海の様子を見ることが出来ますが
水が濁っていて正直微妙でした・・・。

海中展望塔の内部から見た”外”の様子。
ほとんど見えない・・・

そして、冬になるとタワー周辺まで流氷が押し寄せてくる事があります。

展望デッキからは流氷帯の中を航行するガリンコ号の姿を眺められます。
もうガリンコ号Ⅱが流氷の中を突き進む事は二度とありませんが・・・。

ガリンコ号ⅢがⅡの分まで頑張ってくれるでしょう。

紋別から西興部へ

紋別バスターミナルから西興部へは直通するバスは運行されていないので
途中の興部バス停で乗り換えとなります。
オホーツクタワー前から紋別16時台の興部方面行きの便に接続するバスが無かったので
海洋交流館からタクシーを呼ぼうとしたら
以前はあったタクシー会社の案内表示が無くなってました。
バスの発車時刻までまだ1時間あったので、バスターミナルまで歩いて行くことに。
海洋交流館からの距離は約3㎞、タクシーを使うと1000円~1500円程度かかります。

ゆっくり歩いて16時前に紋別バスターミナルに到着。
ここから雄武行きのバスに乗り込みます。
尚、雄武発着便はフリーパスの対象外なので興部まで別途運賃730円を支払いました。
それでもフリーパスを使った方が、トータルでは僅かながら安く済みました。

バスは40分程で興部に到着。
名士バスの名寄行きに乗り換えます。

興部バス停は道の駅に設置されていて、休憩所内には旧名寄本線の写真や
駅設備の一部などが展示されてます。
今回は乗り継ぎ時間が僅かなので見学する余裕はありませんでした。

興部からバスに揺られ17:30頃に西興部に到着。
名寄市内のホテルがどこも高かったので、今日はここで1泊します。
ホテルに向かう前にちょっと村歩き・・・。

西興部村役場
人口950人余りの小さな村で、今年開村100周年を迎えました。

国道沿いが村の中心部でスーパーやコンビニ、信用金庫など生活に必要なものは
最低限揃っている感じです。

そして国道から脇に入った所に今晩お世話になるホテル森夢(りむ)さん。
レストランや大浴場も備えた本格的なホテルで
隣には森の美術館も併設されてます。

(左の建物が森の美術館)
おそらく村の中心部では唯一の宿泊施設でバス停からも近く
バス旅の途中で泊まるのもオススメです。
客室内はごく普通のビジネスホテルで、冷房も完備されており快適に過ごせました。
5日目につづく