その①はこちら
名寄とはライバル関係(?) 士別中心部を散策

風連から列車に乗って士別で下車

駅舎は国鉄時代に建てられた鉄筋コンクリート造り。
士別市は上川北部の拠点都市の1つで人口約16000人。
隣接する名寄市の中心部とは20㎞程度の距離で
名寄市の人口は約24000人と、それ程差は大きくないので
お互いライバル関係にあるのかは定かではありませんが
名寄との比較の意味を込めて中心部を歩いてみたいと思います。

駅前
いきなり更地が登場しますが、この場所にはかつて団地が建ち並んでました。
士別の中心部は駅から少し歩いた国道40号沿いにあるので
まずは駅前通りをまっすぐ歩いていきます。

少し歩くと左手に「士別市生涯学習センターいぶき」があります。
この建物は、かつては西條士別店でしたが
90年代の終わり頃に、国道沿いに移転した為
改修工事を行って生涯学習センターや地元農協の本所が入居する
複合ビルに生まれ変わりました。

もう少し進むと国道との交差点
中心商店街は北側に広がっているので左へ曲がります。

士別市の中心市街地
国道沿いに商店や銀行、小規模な業務ビルなどが建ち並んでます。
シャッターも目立ちますが、営業している店舗もそれなりにあって
名寄との違いは歩道のアーケードの有無です。
天気が良ければ開放的に見えるので、士別の方が栄えているようにも見えます。
町中に道の駅がオープン!

そして士別の特徴として、何と言っても中心市街地のど真ん中に
道の駅がオープンした事です。
道の駅といえば町外れにある場合が多いですが
町の中心部に出来た事によって周辺商店との相乗効果が
多少なりとも期待できるかもしれません。

道の駅 羊のまち 侍・しべつ
2021年5月、道内129番目の道の駅としてオープン。

入口には羊の町をイメージしたラッピング自販機があります。

侍風のゆるキャラのラッピングポスト。
館内にはレストランや土産店、それに休憩スペースもあって
列車やバスの待合所代わりにも使えそうです。
ただし、夏場は暑いですが・・・
そろそろ列車の時刻が近づいてきたので駅へ移動。
旭川でラッピングトレインに遭遇!
士別から乗車した列車はH100形の1両編成。
元々座席数が少な目なので、席はほぼ埋まってました。
14:55旭川に到着すると現れたのは・・・

鬼滅の刃ラッピングトレイン!

JR北海道とのコラボ企画で各車両には
主要キャラクターのラッピングが施されてます。
※現在は終了

旭川15:00発のカムイ28号で札幌へ向けて出発していきました。

そしてこちらは石北線の快速きたみ号。
4時間半かけて網走まで行く硬い座席の”修行列車”です。

この日は道東の四季がラッピングされている車両が使われてました。
撮影した後は改札を出て駅前へ。
道内第2の都市 旭川を歩く

旭川駅舎
2010年に高架化。
発着本数や乗降客数の割に、かなり規模が大きくオーバースペック気味ですが
構内は広々としていて、札幌のようなゴミゴミとした感じはなく
開放感があって居心地はいいです。

駅前
高架化後に老朽化したビルなどが取り壊され
跡地にはホテルや高層マンションが建設されました。

駅に隣接する形で都市型の大型イオンモールも開業。
高架下の改札を出た目の前に入口があるので雨に濡れることなく行けます。

買物公園
旭川駅から北へ伸びる歩行者天国の商店街で
かつては丸井今井や西武などの百貨店がありましたが
郊外にイオンモールが出店した事などによって相次いで閉店し
全盛期に比べると活気を失ってしまいました。
それでも旭川駅に近い部分は人通りも多く、道内第2の都市の繁華街としての風格は保ってます。

買物公園の東側に平行して伸びている緑橋通。
旭川のビジネスの中心地で、オフィスビルが立ち並び都会的な景観になってます。
この通りを進むと市役所に到着。

旭川市役所
2023年秋に完成した新庁舎。

新庁舎の向かいには広大な更地が広がってます。
この場所には二代目市庁舎が建ってました。

二代目旭川市庁舎
1958年~2023年まで使われてました。
耐震問題など色々あったようですが、60年以上も使われ続けたのは
この規模の都市としては珍しいです。
この日は旭川駅近くのホテルで宿泊。
宿泊料金の高騰が止まらないのは旅行者にとってはかなりの痛手です・・・。
6日目につづく

