【岐阜市の光と影】タワマンが林立する中心部を歩いてみた!~岐阜駅前編~

旅行記

岐阜市は岐阜県の県庁所在地で人口は約40万人。
東海3県では名古屋市、豊田市に次いで3番目に人口の多い都市です。
先日、訪れる機会があったので中心部を歩いてみました。

駅前はまさに”東海地方の武蔵小杉”

JR岐阜駅北口
駅を出で左手に2棟のタワマンが聳え立ってます。
左側は「岐阜シティ・タワー43」
岐阜県内で最も高い建物で、最上階には無料の展望フロアが設置されており
岐阜市中心部や濃尾平野を一望できる穴場スポットになってます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

そして右手にも高層マンションの姿。
もちろんオフィスビルもそれなりに建ってはいますが
どうしてもタワマンばかりが目立ってしまい
まるで川崎市の武蔵小杉駅前のような景観になってます。
その要因としては

1. 名古屋への圧倒的なアクセス(ベッドタウン化)

JR岐阜駅から名古屋駅までは快速で約20分という近さです。
名古屋市中心部のマンション価格が高騰するなか
朝ラッシュ時でも岐阜駅始発の電車が何本か設定されているため
座って通勤が可能で、相対的に価格を抑えられる岐阜駅前は
「名古屋のベッドタウン」として非常に高い需要あると思われます。
実際、岐阜市から名古屋市への通勤通学者数は1万人を超えており
名古屋都市圏には含まれてないものの、名古屋の影響をそれなりに受けています。

2. 都市再開発による活性化の歴史

かつて岐阜市の中心繁華街は「柳ヶ瀬」地区でしたが
郊外型ショッピングモールの台頭により空洞化が進みました。
これに危機感を持った市が、2000年代以降「中心市街地活性化基本計画」を策定し
駅周辺の再開発を強力に推し進めました。
そして郊外に広がりすぎた市街地に対して
駅周辺などの中心部に集約する「コンパクトシティ」構想を掲げており
容積率(敷地面積に対する建物の延床面積の割合)の緩和など
高い建物を建てやすくする制度的な後押しがあったことも
タワマンが増えた要因の一つと思われます。

個人的には名古屋に通う前提で住むのであれば
冬は寒さが厳しく、雪が積もることも結構ある岐阜市よりも
刈谷や大府あたりの方が住みやすそうな気がするのですが・・・。

駅前一等地に広がる廃墟群

一見華やかな岐阜駅前ですが、道路を挟んだ向かいには怪しげなエリアが・・・

中問屋町
では早速中へ!

こ、これは何とも・・・
まるで異世界へ迷い込んだような錯覚に陥ってしまいます!。

中問屋町(なかどんやまち)は、JR岐阜駅北側に広がる日本最大級の繊維問屋街の一部で
かつては大変な賑わいをみせてましたが衰退が進み
現在では多くの店舗がシャッターを閉じたまま、建物の老朽化が進んでます。
しかし、この中問屋町エリアでは再開発が進行中で
住宅主体のツインタワービルの建設が予定されてます。

「失われゆく景色」を惜しむ声が多く、廃墟的な美しさやレトロな景観を記録しようと
カメラマンやYouTuber、都市計画の研究者が多く訪れています。
もちろん筆者もその中の1人です(笑)。

名鉄岐阜駅前にはロフトが健在!

JR岐阜駅からほど近い場所に名鉄岐阜駅があります。
現在の駅舎は小ぶりですが、かつては新岐阜百貨店がありました。
しかし、建物の老朽化に加えや郊外型ショッピングセンターとの競争激化
さらにはジェイアール名古屋タカシマヤなどの台頭による「名古屋への買い物客の流出」により
売上が低迷し、2005年12月28日に営業を終了しました。

そして道路を挟んだ画像右端の空き地部分には、かつて岐阜パルコが存在してましたが
やはりこちらも競争に敗れて2006年に閉店してしまいました。
2000年代に急激に商業施設が減少した名鉄岐阜駅前ですが・・・

駅に隣接する岐阜ロフトは現在も営業中で
人通りもそれなりにあって、繁華街としての面目をどうにか保ってます。
2004年当時の動画↓

次回は柳ヶ瀬周辺の現状をお伝えします。

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