前回は鹿児島本線ルートで「1日乗車券」と
内容が大幅に改悪(?)された「青春18きっぷ」との比較でした。
小倉から鹿児島へ!
今回は小倉から鹿児島まで九州の東側を通る日豊本線ルートで比較してみます。
「1日乗車券」についてはこちら
まず最初に…
- 1日乗車券は1枚4000円で入手
- 青春18きっぷは5日連続用で1日当たり2410円
とします。
佐伯までは順調に・・・
小倉5:33発、宇佐行で出発。
柳ヶ浦に6:53に到着、8分後の7:01発、臼杵行に乗り換え。
大分に8:11到着。
1時間4分後の9:15発、佐伯行に乗車。
終点の佐伯に10:41に到着。
ここまては割と順調に進めます
九州最強の秘境駅 宗太郎
そして佐伯から延岡へ行く普通列車は・・・
翌朝6:18!!・・・
本日終了・・・
と、言う訳にはいかず半強制的に特急利用となります!。
この佐伯から延岡までの区間は、“宗太郎越え”とも呼ばれ
延岡行の普通列車は早朝に1本だけ!
逆方向の佐伯行も早朝と夜間に各1本のみ!
この他、佐伯~重岡間に区間列車が下り2本、上り1本が設定されてます。
まさに18キッパーにとっては鬼門区間です!。
宗太郎駅で客扱いする”普通列車”
一見、特急列車のように見えますが
特急用の787系を間合いで使っているだけなので
乗車券のみで乗れます!
(佐伯や延岡で前泊する必要がありますが…)
駅前は民家が数件…
駅ホーム
駅舎もかなり前に取り壊されており
ホームに屋根付きの”待合所”があるのみです。
この九州最強の秘境駅に列車で訪問するのは、ほぼ不可能・・・
と、思いきや・・・
延岡に前泊すれば、早朝に15分間お試し体験コースが味わえます!
延岡6:10発(南延岡6:06始発)佐伯行に乗車。
宗太郎駅には6:39に到着!
15分後の6:54発延岡行に乗車すると延岡に7:23分に到着。
これに乗り遅れると20:35発佐伯行(2024年ダイヤ改正後の時刻)に乗車。
佐伯に21:11に着き、15分後の21:26発特急「にちりん17号」に乗車すれば
延岡に22:26分に着きます。
尚、平日の火・水・金曜に限り、駅から南へ4㎞程行った所にある鎧バス停から
延岡市のコミュニティーバス(延岡市のサイトへ)で北川まで行く事が可能です。
8:11発なので急ぐ必要があります。
北川からは宮交バスの延岡行きに乗り継げます。
総合支所近くの熊田バス停から乗って下さい。
話が脱線したので元に戻ります(笑)
佐伯に10:41到着。
25分の待ち合わせで11:06発特急「にちりんシーガイア5号」に延岡まで乗車。
(特急「にちりん」、「ひゅうが」、「きりしま」等に使われている787系電車)
- 延岡まで自由席特急券1000円
- 「青春18きっぷ」の場合は乗車券1130円も必要(1日乗車券の場合は不要)
この時点で、青春18きっぷの方が少しお得ですが
18きっぷのルールが大幅に変わってしまったので
比較する意味が薄れてしまいました…。
延岡から鹿児島まで
延岡に12:07に到着。
12:34発、宮崎空港行に宮崎まで乗車。
宮崎に14:07に到着。
41分後の14:48発西都城行に乗車。
日豊本線宮崎エリアの多くの列車に使用されている817系電車。
車内は割と快適な転換クロスシートでしたが
一部の車両がロングシートに改造されました。
ロングシート車は主に、鹿児島都市圏エリアで使われ
転換クロスシート車は主に、宮崎エリアで使われています。
ただ、代走でロングシート車が入る事もあるので
その時は運が無かったと諦めて下さい(笑)。
都城に15:58に到着し、4分接続で16:02発、鹿児島中央行に乗り換え。
鹿児島に17:32、終点の鹿児島中央には17:38に到着します。
中心部の天文館エリアには、鹿児島駅で市電に乗り換えた方が早く着きます。
また、鹿児島中央から指宿枕崎線の18:48発、快速「なのはな」指宿行に乗ると、
当日中に指宿、さらに乗り換えて枕崎まで到達可能です!
今回は小倉を早朝に出発して、鹿児島へ向かうルートの解説でした。
(完)