JR東日本は新たに「東日本のんびり旅パス」を発売すると発表しました。
利用期間は2025年7月1日から12月26日までの
土日祝日を含む連続した3日間
価格は大人・こども共に9000円。
JR東日本エリア内の普通・快速列車とBRTが乗り降り自由。
ただし、特急・新幹線や他社線※は利用不可です。
※青い森鉄道線は通過利用に限り利用可
廃止される週末パスの後継?
現在、土休日の連続する2日間が乗り降り自由な「週末パス」が販売されていますが
2025年6月末をもって販売終了となります。
この週末パスは関東甲信越・南東北エリアのJRと14の鉄道会社線の
普通・快速が乗り降り自由で値段は8880円。
最大のポイントは特急券を購入すれば特急や新幹線が利用可能な事です。
例えば東京~仙台を土日連続で日帰り往復をした場合
自由席利用で片道10560円。
土日各1往復すると合計42240円となりますが
週末パスを利用すると自由席特急券のみ追加購入となるので
自由席特急券4510円×4で18040円。
これに週末パス8880円をプラスすると合計26920円となり
正規料金より15320円もお得になります。
このような使われ方をされたくないのも販売終了理由の1つかもしれません。
週末パスが終了したタイミングでのんびりパスが発売されますが
切符の内容は全く異なるものなので注意して下さい。

のんびり旅パスでは特急・新幹線は一切利用不可に
青春18きっぷ(3日間用)より1000円安い!
東日本のんびり旅パスはJR東日本エリア内のみ利用可能と制約はありますが
ほぼ同じ内容の青春18きっぷ(3日間用)より1000円安く設定されています。
18きっぷと違う点は
- えきねっとでのみ販売(窓口では買えません)
- 土日を利用期間に含ませること
- 8月10日~19日は利用不可
主にこの3点です。
これらの条件をクリアして、東日本エリア内を周遊するのであれば
のんびり旅パスの利用がオススメです。
北海道&東日本パスと比較!
のんびり旅パスや18きっぷの他に、類似した切符として
「北海道&東日本パス」があります。
JR北海道・JR東日本エリアの普通・快速が乗り降り自由で
のんびり旅パス・18きっぷでは利用不可な北越急行や、いわて銀河鉄道も利用可能です。
値段は7日間連続使用で大人11530円、こども5760円。
利用期間は2025年7月1日から9月30日まで。
尚、毎年冬期間にも販売されているので、現時点ではまだ発表されてはいませんが
おそらく利用期間12月10から2026年1月10日までの冬季用が発売される可能性が高いです。
価格面では、のんびり旅パスより2530円高いですが
- 北越急行・いわて銀河鉄道が利用可能
- 有効期間が旅パス+4日!
- みどりの窓口・指定席券売機で当日まで購入可能
- 利用期間内であれば平日・土日問わず全日利用可能
- JR北海道エリアも利用可能
といった価格差以上のメリットがあるので
利用期間内で4日以上の連続使用や平日のみ利用する場合は北海道&東日本パスがオススメです。
“のんびり旅パス”と”トクだ値”の併用がオススメ

18きっぷ、北東パス、のんびり旅パスといった普通列車用のフリー切符を使えば
首都圏~東北エリアを格安で往復する事が可能ですが
時間が相当かかる上、肉体的疲労も溜まってくるので
3日間で首都圏~東北(特に北東北3県)を往復するのは
あまり現実的ではありません。
そこで、3日間かけて寄り道しながら秋田や青森まで普通列車の旅を楽しみ
3日目の夕方に新幹線で一気に首都圏まで戻るという方法がオススメです。
えきねっとでは片道利用の割引商品”トクだ値”シリーズが販売されているので
早い目の予約で正規料金よりかなり安く移動する事が可能です。
普通列車用フリーきっぷ&えきねっとトクだ値で
リーズナブルな鉄道旅行に出かけてみてはいかがでしょうか。
(終)