新潟市の光と影 前編 〜再開発ラッシュの新潟駅周辺を歩いてみた!〜

都市訪問記(東日本)

本州日本海側で唯一の政令指定都市である新潟市。
この街はいま、歴史的な大激変の真っ只中にあります。
かつて「陸の孤島」と揶揄された日々は遠い過去となり、街の玄関口である新潟駅周辺は
目を見張るほどの「光」に満ちた再開発ラッシュを迎えています!。
今回は、そんな生まれ変わりつつある新潟駅周辺から万代エリアに焦点を当て
その圧倒的な活気をレポートします。

完全に生まれ変わった高架化新駅、新潟駅の衝撃

旅の始まりはJR新潟駅。
かつての地上ホームを知る人なら、現在の姿を見たら誰もが息を飲むはずです。
長く続いていた高架化工事が完了し、近代的に生まれ変わったホームに降り立つと
そこには、まるで都心の大ターミナル駅のような洗練された空間が広がってます!。

特に大きな変革をもたらしたのが、駅舎の南北一体化です。
かつては万代口と南口が完全に分断されており、行き来するのも一苦労でしたが
現在は新幹線と在来線の同一ホーム乗り換えや
高架下スペースの商業施設「CoCoLo新潟」の全面開業などにより、人の流れが一変しました。
駅構内を歩くだけでも、新潟の新しいエネルギーを感じさせられます。

利便性と美しさを兼ね備えた駅前広場

駅前に出ると、さらなる進化に驚かされます。
万代口側に新設されたロータリーや歩行者空間の整備が進み
かつての雑多な駅前の印象は完全に払拭されました。

さらに、駅前からはアパホテルをはじめとする高層ビルやオフィスビルが
綺麗に立ち並ぶ大通りが続いており
まさに「地方都市の雄」にふさわしい堂々たる都市景観が形成されてます。

新潟のランドマーク「新潟日報メディアシップ」と万代シテイ

新潟駅から萬代橋へと続く「東大通り」を歩いて行くと
ひときわ異彩を放つ超高層ビルが見えてきます。

それが、日本海を航行する北前船の「帆」をモチーフにしたデザインが美しい
「新潟日報メディアシップ」です。
20階の無料展望フロアからは新潟市街や日本海、佐渡島まで一望でき、
まさにこの街の「光」を象徴する現代のランドマーク。
この周辺を歩いていると、最先端のオフィス街を歩いているかのような
洗練された雰囲気に包まれます。

※展望フロアについては、新潟市の穴場スポットをまとめたこちらの記事をご覧ください。

若者とカルチャーが集まる「万代シテイ」の底力

メディアシップの向かいには新潟市最大の商業集積地「万代シテイ」。

新潟伊勢丹を中心に、ファッション、グルメ、エンターテインメントが凝縮されたこのエリアは
常に多くの買い物客や若者で賑わってます。
歩行者デッキから見渡す街並みは開放感にあふれ
地方都市とは思えないほどの密度で商業施設やホテルが結集!。

さらに、アニメやポップカルチャーの発信地としても機能しており
ビルには「ポケモンセンター出張所(2026年の新潟開催は終了済み)」の
巨大な壁面広告が掲げられるなど
トレンドを敏感に取り入れる仕掛けが至る所に散りばめられています。
新潟駅からのアクセスも向上したことで
その賑わいは、さらに強固なものになっている印象を受けました。

この万代シテイには、かつて回転昇降式の展望施設「レインボータワー」がありました。

1973年にバスセンタービルと共に開業。
高さは約100mで、展望施設としては日本海側でも有数の高さを誇ってました。
万代地区や新潟市を代表する建築物として親しまれてましたが
2011年3月11日の東日本大震災で、塔体の一部が損傷したことから営業を全面休止。
耐震化には多額の費用がかかることなどから、営業継続を断念。
その後しばらく建物は残されたままでしたが、2018年に解体されました。

前編のまとめ:進化を止めない「光」のエリア

新幹線直結の近代的ターミナルへと進化した「新潟駅周辺」。
そして洗練された都会的な賑わいをキープし続ける「万代エリア」。
この一帯を歩いて感じたのは、官民一体となった再開発がもたらす圧倒的な「光」の熱量でした。
新潟市は今、間違いなく新時代へと突入しています。
しかし、ひとつの都市が急速に美しく、便利に生まれ変わる裏には
往々にして別の場所の「影」が潜んでいるものです。

次回、後編で筆者が向かうのは信濃川の対岸。
かつて新潟最大の繁華街として栄華を誇りながらも
現在は「衰退が止まらない」と言われる、古町(ふるまち)エリアです。
駅周辺の喧騒とは対照的な、もうひとつの新潟の現実に迫ります。
後編「衰退が止まらない古町エリア」へ続く。

コメント