ライバルは尾道?駅前再開発で生まれ変わった三原の街を歩いてみた!

都市訪問記(西日本)

広島県東部、備後地方において「観光」といえば
誰もが真っ先に思い浮かべるのは坂の町・尾道でしょう。
しかし、そのすぐ隣に位置する三原市がいま、劇的な変化を遂げているのをご存知でしょうか。
「新幹線が止まるのに、これまでは少し地味だった……」そんな印象を過去のものにする
現在の三原の姿をレポートします。

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駅から徒歩0分で「タコの洗礼」を受ける!

三原駅に降り立つと、まず目に飛び込んでくるのは
「ようこそ たこのまち みはら」と書かれた巨大なタコの看板!。
三原は古くからタコ漁が盛んで、タコ飯やタコ天などのグルメは全国的にも有名です。

そして駅舎は1991年に高架化が完成して今年で35年になりますが古めかしい印象はありません。
白を基調とした現代的なデザインで、駅前広場もすっきりと整備されてます。
三原駅1日あたりの乗降人員は約11000人。
新幹線駅が併設されており、福山駅へ約16分、広島駅へも約25分で行く事が出来ます。

再開発で駅前に図書館が進出!

2020年に完成した複合施設「キオラスクエア三原」(左側の建物)
駅側の図書館棟には三原市立中央図書館、南側の商業棟にはフレスタや保育園などが入居。
そしてホテル棟にはホテルルートインが進出。
かつてこの場所には天満屋三原店がありました。
しかし、2006年に閉店。
解体後の跡地は、市が購入して10年ほど空き地でしたが
2018年にようやく事業者が決定し、2019年に工事が着手されました。

キオラスクエアの向かいにはペアシティ三原西館
1981に開業したショッピングモールで、スーパーが入居してましたが
2015年に撤退し、現在は三原国際ホテルのみ営業しています。
東館は解体されてキラオスクエアとなりました。

都市機能を凝縮。驚きの「新・市役所」

キラオスクエアの南には国道185号
この辺りが三原の中心市街地ですが、シャッターが目立ちます。

帝人通り
帝人三原工場とともに発展した商店街。
しかし、2018年に閉鎖されました。

跡地はエディオンなどが入るショッピングセンター
アクロスプラザ三原」となってます(左側のエリア)。
そして曙橋の西側には・・・

三原市役所

2019年5月に開庁した新しい市庁舎。
重厚感のあるダークトーンの外観に、各階を貫く水平ラインが美しいモダンな建築。
庁舎の周りには植栽が施され、まるで都心のオフィスビルのような洗練された佇まいです!。

海と歴史が交差する、三原港のプロペラ

三原の街歩きで外せないのが、駅から南へ数分歩いた場所にある三原港
昭和感漂う旅客ターミナルビル(右側の建物)が健在で
かつては四国連絡港として大変な賑わいをみせてましたが
しまなみ海道の開通によって航路の廃止が進み
現在は、大久野島や周辺離島への玄関口となってます。

港の入り口で一際目を引くのが、巨大な黄金色のプロペラのオブジェ。
この巨大なスクリューは、造船の町としても知られる三原を象徴しているかのようで
このモニュメント越しに瀬戸内海を眺める時間は
尾道の千光寺から眺める景色とはまた違った「海の息吹」を感じさせてくれます。

浮桟橋にかかる水色と白のストライプの屋根も
どこかレトロ感が漂っていて、フォトスポットになりそうです。

駅前に息づく「新旧」のコントラスト

三原駅前から南へ伸びるマリンロード商店街。
そこには昔ながらの商店街の風景が残ってます。

しかし、ここにも変化の波が‥
青いタイルが敷き詰められた歩道を進むと
老舗のタバコ屋さんの向かいに、現代的なフィットネスジムがオープンしていたりします。

新しいビルが建つ一方で、遠くには三原城跡の石垣や緑豊かな山々が顔を覗かせる。
この「最新の都市機能」と「歴史ある自然・城下町」の距離感こそが
今の三原の最大の魅力かもしれません。

尾道の「ライバル」としてのポテンシャル

尾道が「過去を愛でる町」だとしたら、今の三原は「未来を創る町」という
エネルギーに満ち溢れています。

尾道

三原

  • 交通の便: 新幹線、山陽本線、呉線、そして港。
  • 利便性: 駅周辺に集約された商業・公共施設とホテル。
  • グルメ: 言うまでもなく絶品のタコ料理。

街歩き好きなら、両都市を歩き回って比較してみるのも面白いかもしれません。
「尾道のついでに寄る場所」ではなく、「三原を目指して行く価値」がここには確かにありました。
次に広島を旅する際は、ぜひ三原で降りてみてください。
(終)

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